2011年5月19日木曜日

集合住宅で虎を飼育できていいのか――米規制に物言?

(CNN) 世界自然保護基金(WWF)は、米国で虎の飼育数が増えており、野生の虎の生存を脅かす違法取引の助長につながる恐れがあるとの報告書をまとめた。

報告書はWWFと野生生物取引監視団体TRAFFICがまとめた。それによると、米国で飼育されている虎は5000頭を超え、アジア各地に生息する野生の虎の数(約3200頭)を上回る。動物園のほか、個
人が庭やアパートの一室などで飼育しているケースも多く、ほとんどが「悲惨な状況」に置かれているという。虎の飼育に関する米国の規制は「抜け穴だらけ」だと報告書は指摘する。

ペットとしての虎の飼育は28州が禁止、17州が規制している一方、何の規制もなく、犬を引き取るよりも簡単に虎が飼えてしまう州もある。2003年にはノースカロライナ州で
10歳の少年が親類のペットの虎に襲われて死亡。ネバダ州ラスベガスのホテルでは同年、公演中に調教師が襲われた。この両州を含め8州では、虎の個人所有を規制する法律がないという。

こうした州による対応の違いは、連邦政府がすべての虎の報告を義務付けて登録管理すれば解消できるとWWFのリー?ヘンリー氏は提案する。

解体した虎を売買 tory burch 靴
する闇市場の正確な規模は不明だが、虎1頭を解体して売れば3万?10万ドルになるとヘンリー氏は推計。世界の先頭に立って虎の保護を推進している米国は、国内の虎も管理する責任があると訴える。

11月下旬にはロシアのサンクトペテルブルクで「世界トラサミット」が開かれる。長期目標として、次の寅年の2022年までに世界の野生の虎の個体数を現在の2
倍にすることを目指している。

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引用元:RMT

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